ダイエットやメタボ対策に有効なえごま油
現在、えごまに含まれる「ロズマリン酸」というポリフェノールにダイエット効果があるということで注目を集めています。
人体に取り込まれた炭水化物はブドウ糖に分解され、体内で使用されずに余ったブドウ糖は中性脂肪に変化して体内に蓄積されます。えごまの実に含まれるロズマリン酸は、炭水化物がブドウ糖に変化する過程で、小腸の粘膜から分泌される消化酵素の「マルターゼ」を抑制する効果があります。その為、ブドウ糖に変化しなかった部分が蓄えられず、麦芽糖として体外に排出される事になります。
この機能は、血糖値の上昇を抑える働きもあり、糖尿病の予防効果があるとされています。そして血糖値の上昇が抑制できるということは、インシュリンの分泌を抑えることが可能となり、余った当分が脂肪に変化し難いので、ダイエット効果にもつながります。
さらにえごまに多く含まれるαリノレン酸は油を分解して体内に脂肪がたまり難くする働きをしたり、細胞の中の「ペルオキシソーム」と呼ばれる脂肪を燃焼させる場所に働きかけ、脂肪の燃焼を補助したりする働きがあります。
このようにえごま油を摂取する事は、様々な面からダイエットを助け、細胞に脂肪が溜まるメタボリック症候群の対策としても有効とされています。