えごま(エゴマ)油の効能・効果

学習能力を高め、アレルギー体質を改善する効能

 

えごまの主成分であるαリノレン酸を摂取すると、それが体内でEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)に変化します。特にこのDHAは中でも目の網膜細胞や脳の神経細胞に多く含まれ、記憶学習能力をつかさどる海馬の脳細胞に特に多く含まれ、神経細胞の情報伝達をスムーズに行います。

 

つまりDHAを摂取する事で脳細胞が活発化し、情報伝達能力も向上するので、記憶力や判断力、集中力が高まり、学習能力が高まるということになります。

 

また最近の研究によれば、リノール酸の摂りすぎがアレルギーの主要危険因子となることが判明しました。リノール酸の摂りすぎによってARA(アラキドン酸)が増加すると、活性化生理活性物質のプロスタグランジンE2に変換され、血小板の粘性を高めたり、自己免疫疾患(アレルギー)を起こしたりします。

 

えごま油の主成分であるαリノレン酸は活性化の強いアレルギーや炎症の化学伝達物質(メディエーター)の代謝を抑制する働きがあることが知られています。リノール酸は日常的に摂取されている米麦、卵、肉類などに必須量の2倍以上が含まれ、平均的な日本人は必須量の6倍以上を摂取していると言われています。

 

えごま油に豊富に含まれるαリノレン酸はこうしたリノール酸の摂りすぎによるアレルギー症状の悪化などを防ぐ効果があります。